蘭州　黄河が流れる甘粛省の省都で、中国の中心に位置する人口３０９万人の大都市。海抜１５１０ｍ　

　 夏河をたって蘭州へ２８０ｋｍの移動。途中「土門関」というチベット族と漢族・回族との境にあたる所を過ぎると、様相が変わりました。チベット族→回族の白い帽子、小麦畑→トウモロコシ畑、仏教寺院→イスラム教のモスク、澄んだ青空→靄のかかった空へと。蘭州には早くの到着。黄河の流れを見、あとは夕食までホテルでゆっくりと過ごしました。旅もちょうど中間、お疲れモードに傾きかけた頃で、ほっと一息。蘭州ラーメンという牛肉麺が有名ということで、麺打ちのパフォーマンスのあといただいた麺のお味は、うーん、わたしにはちょいとあいませんでした。ここに一泊。

　　黄　河　　　青海省に源を発する中国第二の大河。全長５４６０ｋｍ。西寧の南では青い流れ、黄土高原を抜けここ蘭州では茶色の流れにかわっています。シルクロードを旅する商人たちは、羊の皮袋を浮き袋にした羊皮筏子（ヤンピーファーズ）で河を渡ったといわれています。今は観光用として羊１０数頭分で作られた筏が流れを下っていました。黄河の水はにごった茶色、流れも速く、冷たかった。

▲羊皮筏子
　観光客を対岸におろし、筏をボートに乗せて戻ってきました。

▲蘭州の街角
　ホテル前の交差点。広い道路をたくさんの車が行き交っていました。