セトゥーバル 　Setúbal
　　　　
　セトゥーバルはイワシ漁によって栄えた町で、リスボンの約４０ｋｍ南に位置し、 コスタ・アズール （青い海岸） との名を持つ美しい海岸沿いにあります。この地を経由して次の宿泊地アルカーセル・ド・サルへと向かいました。
　 セトゥーバルへはリスボンからバスで１時間弱。 この町からタクシーで、パルメラ城やサン・フィリペ城を観光し、港近くのレストランでシーフードの炭火焼を堪能し、街歩きを楽しみました。 セトゥーバルの街もジャカランダの花盛り､思わず感嘆の声が上がります｡町の広場はフェスティバルの準備中、通りは色とりどりの飾りで彩られ浮き立っているようでした。
　 セトゥーバルの北に位置する町パルメラの丘の上にたつパルメラ城。 テージョ川とサド川の二つの川の河口間にある広大な地域を支配するうえで戦力的に重要だったこの城をめぐり、 イスラム教徒とキリスト教徒間で激しい戦いが何度も繰り返されたそうです。 １７７５年のリスボン大地震で大きな被害を被り廃墟のようになってしまったとか。 その爪痕が残っていました。
　 サン・フィリペ城は、セトゥーバルの市街地から西へ１．５㎞、サド川を見下ろすがけの上にたっています。　この砦は１５９０年に、ポルトガルを併合したスペインのフェリペ２世によってイギリス軍の攻撃を防ぐために築かれました。　城塞内の礼拝堂は全面アズレージョで壮観です。

リスボンからバスで１時間弱
セトゥーバルの街もジャカランダに彩られて美しい！
アズレージョがアクセントの気になる家
　パルメラ城

パルメラ城外観
リスボン大地震の爪痕が残る

塔の上から　修道院跡（白い建物）は現在ポザーダになっている
石段の隙間に獲物を捕らえた子猫がいた　真剣な目つき、生きるのにけなげ

風車が見える
橙の屋根と白壁のパルメラの町
　サン・フィリペ城

サン・フィリペ城内　階段を上がると礼拝堂が左に
数段上がったところから振り返ると
アーチにはアズレージョ、肖像画はフェリペ2世か？

天井までアズレージョ一色にアッ！と息を呑む
出入り口付近にはかわいらしい模様のアズレージョも

海に突き出たような見張り塔
砦よりセトゥーバルの町を望む
残念！視界不良、青い海岸は想像できない
　セトゥーバルの街歩き 

町に戻ると　港で漁を終え漁網の陸揚げ作業に遭遇
数十分かけ積み上げられた網
作業を分担ししかも共同作業の海の男たち、若者も昔の若者も
 網からこぼれた魚（エイかな）を器用にさばく漁師
網をおろし、魚を運ぶ　大漁かな！？

シーフードの炭火焼きレストラン　食材が並ぶ
煙とともにいいにおいが漂ってくる　お腹がグーッと鳴る

待ってました！四方からのびる手
イワシの塩焼きおいしかったぁ！！！
こちらは確かタラの塩焼き
これもかなりおいしい

満腹の後は街歩き
ポルトガルの有名なオペラ歌手の生誕地であり、ゆかりのモニュメントがたつ
市庁舎
建物の色は白と紫、なんとお洒落な

町の中心の広場
花などを売るテントが並びお祭りの準備
花や葉、実で曼荼羅を描く

こちらはバルーンの実演、何ができるのかな？興味津々の子どもたち
こちらでは、細かく砕いた石のようなものを敷き詰めて
セトゥーバルのシンボルマークを制作中

通りごとに違う飾り付け
七夕飾りのようなひらひらも

こちらの通りはカイト
壁の上にワンちゃん

花盛りのねむの木も通りを彩る
そして、ジャカランダも
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